AED で救える命がある。意外と知らない使い方と価格

AED 健康・くらし

こんにちは。スミノフです。

この記事では知っているようで意外と知らない「AED」についてご紹介します。

最近、相撲の土俵での救命が話題になりましたが、あのときもつかわれていました。

名前は聞いたことがあるけど、

  • どんなとき使うのか
  • どのように使うのか
  • 1台どのくらいの値段か

などはなかなかはっきり答えられないですよね。

その曖昧な部分を今日ここで解決します。

この記事をよめばAEDの知識はばっちりです

AED で救える命

AEDとは

AED

心臓のけいれんに対して応急処置として電気ショックをあたえ、心臓を正常な状態にもどすための唯一の機械です。

これと全身に血液をおくるための心臓マッサージを組み合わせることで助かる確率が 6倍 にあがります

心停止での死亡率

AED

出典元: 総務省消防庁 救急救助総務省消防庁 火災概要交通事故総合分析センター

心停止とは「意識がなく、呼吸がない状態」のことをいいます。

上のグラフをみてわかるように、心停止による死亡率は 87%でとても高いです。

しかも、心停止をおこす人の約 40% は健康な人です。

では、なぜこんなにも死亡率が高いのか。

それは死にいたるまでのスピードがとても速いからです。

AED

オレンジがAEDを使って応急処置をした場合、青がなにもしなかったときの場合の生存確率です。

1分つかうのが遅れただけで救命率は 10% くらい落ちてしまうことがわかります。

心停止で倒れている人にはできるだけ早くAEDを使った応急処置をすることが大切です。

AEDをどんなとき使うのか

これはさきほど書いたように誰かが心停止をおこして倒れているときです

運転免許証をとるときの講習でもしたと思いますが、心肺蘇生の過程で確保します。

  1. 意識の確認
  2. 119番通報とAEDの確保
  3. 呼吸の確認
  4. 心臓マッサージ
  5. AEDを使う
  6. すぐに心臓マッサージ再開

参考: 日本医師会救急蘇生法

意識がなければすぐに 2 を実行しましょう。

意識があるかどうかはすぐわかりますが、呼吸をしているどうかはわかりにくい場合もあります。

だから必要ならすぐ使えるよう確保しておきます。

AEDをどのように使うのか

使い方

3 ステップで簡単に使うことができます。

  1. フタを開けると自動で電源ON
  2. パッドを胸にはる
  3. ショックボタンをおす

実際に私もつかいましたがめちゃくちゃカンタンです。

AED

開けると中身はこのような感じになっています。

パッドを図に書いてあるとおりにはると、勝手に心電図を測ります。

ショックが必要であれば「ボタンをおしてください。」

と音声が流れるのでボタンをおすだけです。

ショックがおわったあとはパットはつけたまますぐに心臓マッサージを再開しましょう。

次のショックのタイミングも判断してくれます。

ショックが必要なければ、例えボタンをおしたとしても反応しないので安心してください。

つかう時の注意点

パットをはるときには以下のことに注意が必要です。

  • はる部分の水分をふき取る
  • シップなど貼付剤ははがす
  • 体毛があると密着しないのでそる

体毛はそのときそるのは難しいと思うので肩にはると良いです。

パットをはるときに重要なのは心臓を挟みこむようにはることです。

図のように心臓を挟みこめないと電気エネルギーが十分に伝えられません。

AED

また、小さい子供の場合ははる面積がせまいので胸と背中にはってください。

子供用のパッドもはいっていますが、見当たらなければ成人用をつかって大丈夫です。

使った後は

正常な呼吸をしていたら、

→意識があれば、ラクな姿勢を保つ

→意識がないなら、回復体位にする

回復体位とは下の図のような体勢です。

AED

出典元: 熱中症になったときの応急処置

なお、意識がもどっていてもAEDの電源は切らず、パットもそのままにしておいてください。

救急隊員がきたら引き継ぎをしましょう。

引き継ぎをするときは以下のことを報告してください。

  • 発見したときの状況
  • 電気ショックの回数
  • 今の状態

 

1台の値段はどのくらいか

いたるところに設置してありますが、1台の値段はだいたい 200,000~250,000 円

設置する目安は「1分で取りにいき、1分で持ってかえり、1分で使える距離」です。
→参考: 日本心臓財団

具体的にいうと 100m にひとつ、つまり自販機くらいあることだと言われています。

そう考えるとものすごい金額になりますが、その効果は高いです。

東京マラソンはこれまでに10回開催されていますが、実は7人が心停止をおこしています

しかし、以下の体制をととのえていたため救命率は 100%でした。

  • 300m ごとに救護所を設置
    (AED + 看護師と救命師)
  • 70人以上の自転車部隊
    (AED + 救命学生)

また、心停止での死亡率で死亡率87%と書きました。

心停止をおこした 25,569人のうち、私たち一般市民が心肺蘇生をおこなったのは 14,354人です。AED図のとおり、AEDを使うことで 56%もの人が生存しました。(1ヶ月後生存確率)

このようにデータをみるとAEDの大切さがわかりますね。

まとめ

これではじめの疑問は解決しましたね!

AEDは

  • 心停止のときにつかう
  • 3 ステップでカンタンにつかえる
  • 200,000~250,000円 /台

あとは本当に目のまえで心停止がおきたとき、すぐに動く勇気をもつだけです。

なによりもこれが難しいかもしれませんが、命を助けるために一歩をふみだしたいですね。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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